コンクリート保護材 ラバースチール

2021/07/01 更新
  • 砂防えん堤水通し天端に設置した事例

NETIS登録番号:KK-100004-VE(旧登録)

概要

砂防堰堤の堤冠コンクリートの表面に、ゴムと鋼鈑を一体化させた材料で、摩耗防止する技術。

新規性

・従来はコンクリートを使用していたが、ゴムと鋼板による複合構造とした。
・従来は現場打ちコンクリートとしたが、工場製作による2次製品としたユニット(パネル)とし、アンカーと固定ボルトでコンクリートに固定するものとした。
(ユニットは平面用と曲面用があり、曲面用は天端から50cmまで施工される)
(曲面ユニットはどの勾配にも対応可能)
(ユニット間のつなぎは隙間が生じるため、底面にゴムシート(厚み1.5mm、幅100mm)を敷設し、隙間にもコンクリートの露出がないようにしている)

期待される効果

・表面をゴムとすることで、耐摩耗性、耐衝撃性が向上し、耐久性が向上した。
・工場製作による2次製品とすることで、工場で製品の品質管理ができる。
・ユニット(パネル)とし、ボルトで取り付ける方法とすることで、万一損傷した場合でも損傷したユニットのみ交換ができる。
(ボルトは施工時に増し締めし、トルク管理をすることで、緩み対策を実施)
・結果、構造物の長寿命化により、補修、メンテナンスの費用が低減でき、ランニングコスト低減と地球温暖化防止に寄与できる。

適用条件

① 自然条件
・強風時や強雨時、豪雪時を除く自然条件で可能。
② 現場条件
・製品を仮置きするヤードが必要(ラバースチール100m2当たりとして5mx5m程度)
・クレーンを使用(25tクレーンの場合、据付ヤード8mx8m程度必要)
③ 技術提供可能地域
・日本全国で技術提供可能。
・運賃は地域によって異なる。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 発動発電機
  • ボルトゲージ
  • ラフテレーンクレーン

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
シバタ工業(株)
TEL
078-946-1515
企業情報
公式サイト

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