2023.01.01

のり面工「プレストネット工法」

プレストネット工法協会/株式会社 相建エンジニアリング

 

国土交通省 NETIS登録No.KK-040047-VE(旧登録)

少実績優良技術認定(H22.3) VE取得(H28.4)

先行して地山に抵抗力を与え、初期崩壊を未然に防止することで災害発生を防ぎ自然景観を保全する工法。

 

 

 

   概 要

 

本工法は、先行して一定の引張力(受圧板に10~30kN)をロックボルトに与えておくと同時に、ロックボルト頭部に設置した鋼棒およびウイング鋼材にあらかじめ緊張力や支圧力を与えておくことで土中の拘束力を高め、崩壊に対する先行抵抗力を初期状態から保持させておくことにより、崩壊を未然に防止できる。また、立木を残して自由に配置を計画でき、緑化工事によって完全な自然回復が可能な工法である。

 

 

 

   特 徴

 

1.補強法により5タイプある。

2.部材は100%工場製作。

3.逆巻き工法が容易にできる。

4.部材重量が最大15Kg程度で、人力作業により簡単に組み立てが可能。

5.地山の凸凹や立木にも部材やネット類を組み合わせ、適応できる。

6.工程が短縮できる。

7.鋼製部材であり、のり面変状計測が容易にできる。

8.緑化で部材が完全に隠れる。

9.公園法、景観法、風致地区への対応可能。

10.仮設土留工にも利用可能。

11.のり面工低減係数 μ=1.0

 

 

 

   設 計 概 要

 

1.切土のり面および自然切山ののり面保護。

2.景観や環境配慮に最適。

3.仮設工として構造物の床掘掘削に適用。

4.プレストネット工法はのり面全体の安定に対して補強効果を有する。設計に当たっては

  その機能を十分に考慮するものとし、以下の照査を行う。

  ① 先行支圧力による補強材の引き抜きのチェック

  ② 設計安全率を考えたすべり抑制力による補強材の引き抜きチェック

  上記の大きくなる方により補強材の定着長を決定する。

 

 

 

   施 工 例