新規性
・表層の機能を排水機能単独から、排水機能(排水層厚さ10mm程度)と防水機能の多機能に変えた。
・施工後の路面を、平滑な仕上げから縦溝を含めた粗面仕上げに変えた。
・バインダーを、ポリマー改質H型アスファルトから高性能改質アスファルトに変更した。
期待される効果
■排水機能(排水層厚さ10mm程度)と防水機能の多機能に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・取込んだ雨水等の水分が下層へ浸透せず下層の保護が期待できるため、品質が向上する。
・凍結防止剤を散布しても下部へ流出しづらくなり、その散布頻度が減少するため、施工性が向上する。
・骨材飛散抵抗性やねじり抵抗性が向上するため、耐久性が向上する。
■縦溝を含めた粗面仕上げに変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・日射や照明光の反射が抑制され視認性が良くなるので、安全性が向上する。
■高性能改質アスファルトに変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・ホイールトラッキング試験による動的安定度が向上するため、品質が向上する。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・1,700m2施工する場合、現場での置き場スペースとして3.5m×25m=88m2以上が必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路構造令(平成23年12月、内閣)
使用する機械・工具
- アスファルトフィニッシャ
- タイヤローラ
- ロードローラ