新規性
・ポーラスアスファルト舗装の修繕方法を切削オーバーレイ工法からオーバーレイ工法に変更した。
・ポーラスアスファルト混合物に使用する骨材の最大粒径を、13mmから10mm以下に変更した。
・ポーラスアスファルト舗装の舗設厚さを、5㎝から2.5㎝にした。
・既設舗装との接着層をゴム入り改質アスファルト乳剤(PKR-T)から特殊プライマーに変更した。
・ポーラスアスファルト混合物に使用する骨材を、6号砕石単流から6.7号砕石を複合したものに変更した。
・ポーラスアスファルト混合物に使用するアスファルトを、ポリマー改質H型から高耐久ポリマー改質H型に変更した。
期待される効果
・オーバーレイ工法に変更したことにより、切削工程を省略でき、廃材の発生や振動・騒音の発生を抑制できる。(コスト18%縮減)
・最大粒径を変更したことにより、最小舗設厚さを薄くすることができる。
・舗設厚さを変更したことにより、材料費を削減できる。(コスト31%縮減)
・接着層を変更したことにより、既設舗装との接着力が向上した。(接着力150%向上)
・骨材配合およびアスファルトの種類を変更したことにより、骨材飛散抵抗性が向上した。(骨材飛散抵抗性38%向上)
適用条件
① 自然条件
・通常のポーラスアスファルト舗装と同様に、降雨・積雪時には施工できない。
② 現場条件
・通常のポーラスアスファルト舗装の適用条件と同一。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路構造令
・舗装の構造に関する技術指針