新規性
・無機系凝集剤と有機系高分子凝集剤を機械設備で定量的に添加していたものを、長期間効果が持続する無機系固形凝集剤に変更した。
・従来の固形凝集剤の持続効果が数時間程度であったものを、溶出タイプ別に5~60日効果が持続するものに変更した。
期待される効果
長期間効果が持続する無機系固形凝集剤に変えたことにより、以下の効果が期待される。
・機械設備が不要となり人力で設置が可能となるため、設置工程の短縮や設置費用の削減、施工作業の安全性の向上が図れる。
・凝集剤の補充や交換作業を削減できるため、施工性や経済性の向上が図れる。
・機械設備が不要となるため、設備が設置できなかった場所でも濁水処理が可能になり、現場条件による制限や施工性の向上が図れる。
・機械設備を稼働させるための電力が不要となるため、電源のない場所でも処理が可能になり、現場条件による制限や経済性の向上が図れる。
・機械設備を稼働させるための動力が不要となるため、周辺への騒音・振動の影響やCO2発生量削減の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・天候、気温等による制限はない
② 現場条件
・水中に設置するため追加設置スペースが不要、作業スペースは人が入れればよい
・人が入れれば施工場所に制限がない
③ 技術提供可能地域
・制限なし
④ 関係法令等
・環境省 水質汚濁防止法第三条第一項