セミディープウェル工法

2021/03/03 更新
  • 施工状況
  • 削孔状況

NETIS登録番号:SK-190007-A

概要

ディープウェル工法(深井戸)を設置し、深井戸内に流入する地下水をポンプで排水させる重力排水工法における深井戸の掘削工法。

新規性

・ロータリーパーカッションドリルの施工能力を向上させ、深井戸(ディープウェル)の削孔に適用できるものとした。
・個々に手作業で行っていたケーシングロッド及びインナーロッドの取り付けを、専用の取付装置(手元フック付き)に固定(地組)させた後に削孔機械へ移動させ、接合する手法とした。

期待される効果

・ロータリー式ボーリングマシンからロータリーパーカッションドリルに施工機械を変更することにより、施工機械の小型化、長尺削孔への対応、押付・引抜力の向上、穿孔スピードの高速化が図れるため、経済性及び施工性の向上、工程の短縮が期待できる。
・礫質土や軟岩など互層構造の地質でも一定の掘削が行え、かつ亀裂があり逸水するような地質においてもエアー削孔に切り替えられるため、作業性に優れる。
・専用の取付装置の手元フックを使用することで、手元作業者がケーシングロッド等に直接触れることなく接続作業が行えるため、手詰め事故の防止による安全性の向上が図れる。
・ケーシングロッド及びインナーロッドは、専用の取付装置にボルト固定されており、落下防止対策及びインナーロッドの中抜け防止が図れることも安全性の向上につながる。

適用条件

① 自然条件
・作業中止基準:降雨=連続100mm以上、風=クレーン作業中止10分間の平均風速10m/秒以上、地震=現場市町村で震度4以上
② 現場条件
・幅員3m以上の現道であれば、クローラ自走搬入可能
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域については制限なし
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)山全
TEL
0883-74-1670
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法