新規性
プリズム型の素子を使用することで、従来のガラスビーズを使用したカプセルレンズ型再帰反射シートよりも再帰反射性能が向上した。
プリズム型の再帰反射シートは従来技術にもあるが、本技術はプリズムの光学設計を工夫することにより(詳細は企業秘密)広角性に優れており、特に走行中の自動車からの文字判読距離(40~60m)における視認性が向上している。
また、工事看板の設置間隔の距離(100m)においては、再帰反射性能が向上したことにより、看板の視認性(存在を目視で認識できる)に優れている。
期待される効果
・工事看板の視認性の向上
工事看板の文字情報を認識するために重要な、再帰反射係数の広角性(観測角1°、入射角5°)が、従来技術の5.0倍高く、視認性に優れている。
・自動車ドライバーの安全性の向上
文字判読距離における輝度が従来技術の3.0倍高くなり、従来技術よりも1.6倍遠方から文字情報を認識でき、安全性向上に寄与する。
また、工事看板の設置間隔(100m)においては、再帰反射性能が向上したことにより、看板の視認性(存在を目視で認識できる)に優れている。
・品質の向上(耐久性の向上)
製品層構成および樹脂変更により耐衝撃性、耐引っ掻き性が向上し、工事看板の品質が向上する。
適用条件
①自然条件
・寒冷地等を含め使用地域の制限なし。
②現場条件
・工事看板1台の設置スペースは、
工事看板サイズ縦1,600mm×横1,100mmで、奥行900mm×幅1,200mmのスペースが必要、
工事看板サイズ縦1,600mm×横550mmで、奥行800mm×幅600mmのスペースが必要。
③技術提供可能地域
・制限なし。
④関係法令等
・道路標識、区画線及び道路標示に関する命令(昭和35年12月17日、総理府・建設省令、最終改正:平成26年5月26日、内閣府・国土交通省令)