イナズマアンカー工法

2021/08/11 更新
  • イナズマアンカー工法説明図
  • 耐震補強工事用鉄筋アンカー

NETIS登録番号:KK-140017-A(旧登録)

概要

イナズマアンカー工法とは、接着系あと施工アンカーの分野において、偏心アンカーボルトを使用し、躯体中の鉄筋を躱(かわ)す工法。

新規性

製品は、SS400材の鍛造加工品で "機器取付ネジ部"と"コンクリート埋込部"を偏心させた構造。アンカーボルト打込時、"機器取付ネジ部"直下でコンクリート内部鉄筋との干渉が予想されるときは、偏心量だけずらした無干渉の位置に"コンクリート埋込部"を打込・接着できる製品で、従来品にはない新規性と特長を持つ。

期待される効果

◇従来のストレートアンカーの抱える問題点は、コンクリート内部鉄筋との干渉が不可避である。干渉発生時は、通常①~④等の対応がとられる。
①鉄筋探査器でコンクリート内部鉄筋の位置確認。
②鉄筋と干渉しないで打込める位置を実測しデータ報告。
③設計検討と顧客承認後、基礎配置変更図をもとに中間板を工場製作後現地搬送。
④現地では、変更配置図に基づき、ストレートアンカー埋込穴(20ケ所)を穿孔しコンクリートと接着固定後、中間板取付~据付対象機器取付。

◇新技術イナズマアンカーは干渉の発生した箇所に適用され、偏心を利用して"コンクリート埋込部穴"を設け、イナズマアンカと接着固定する。干渉の発生しない箇所はストレートアンカーを使用。当初の基礎配置図の変更なしに施工可能。従来方式の②~④を省略できる。また、従来方式で寸法の制約などにより中間板が適用できない場合、干渉位置のコンクリートを斫りアンカー位置修正作業が要求される場合もあるが、新技術アンカーでは斫りなしで施工可能となる。

適用条件

① 自然条件
・屋内(雨がかり)での施工のため、特に留意することはないが、雨天施工時に穿孔内に水が入り、鉄粉・ダストの除去が困難となるような場所は避ける。
② 現場条件
・幅1mx長さ0.5m≒0.5m2(アンカーボルト施工用電動ドリルと手動用コンクリートカッターの使えるスペース要)。 電源は100V。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可。
④ 関係法令等
・建築基準法。

使用する機械・工具

  • ガイドドリル
  • コンクリートカッター
  • 発動発電機

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
スエヒロシステム(株)
TEL
06-6203-2284
企業情報
公式サイト

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