新規性
・鋼とコンクリートの界面の付着力をコンクリートの引張強度に近い値まで向上することで、1.0MPaの水圧に対しても漏水しない高い止水性を付与できる。
・新材料を鋼材等に塗布してからコンクリートを打設するまでに、6か月程度のオープンタイムを開けても付着力は低下しない。したがって、型枠や鉄筋の組立前に塗布することや部材の製作工場での塗布も可能であり、現場工程の短縮に寄与できる。
・多くのポリマーセメント系材料は粉体と水を施工直前に混ぜる必要があるが、この新材料は予め混合された一材型として提供できるため、計量と混合が必要なく施工が容易である。また、新材料は塗料と同様にハケ、ローラー、スプレーで塗布可能であり、wet膜厚約350μmの薄膜で付着力が得られるため、材料費および施工費用の削減に寄与できる。
期待される効果
・鋼とコンクリートの界面の付着力を向上し、高い止水性を付与できる。
・塗布後、6か月程度のオープンタイムを開けても付着力は低下しないため、工場出荷前や型枠および鉄筋の組立前に塗布することで現場工程の短縮に寄与できる。
適用条件
① 自然条件
・気温5℃以下の場合は塗装を避ける。
・屋外で塗布後24時間以内に、降雨・降雪が予想される場合はシート養生が必要。
② 現場条件
・塗布面に錆、油、多量の埃などが付着していないこと。スプレーで塗布する場合は、必要な飛散防止養生が設置できること。
③ 技術提供可能地域
・全国提供可能
④ 関係法令等
・特になし。