バルーンジャッキ(SBJ・KBJ)

2024/08/30 更新
  • バルーンジャッキおよび支圧板 製品写真

NETIS登録番号:KT-180032-A

概要

橋梁工事やその他土木工事において、低く狭い作業空間でジャッキアップを行うために使用する薄型形状のジャッキ

新規性

・従来のピストン・シリンダから構成される土木工事用油圧ジャッキを、外縁部に半円状の膨らみを有する円形の薄い鋼板2枚を溶接で張り合わせた、薄いシンプルな構造のジャッキとした。
・従来の土木工事用油圧ジャッキは、油圧用機械油を使用するのに対し、水またはモルタルを使用するようにした。
・従来の土木工事用ジャッキは、専用の油圧配管部材を使用するのに対し、市販の鋼製配管部材を使用するようにした。

期待される効果

薄いシンプルな構造のジャッキとしたため、以下の向上が図れる。
・薄くコンパクトな形状であるため、仮設ブラケットなどの大掛かりな仮設材が不要となり、コストダウンによる経済性の向上や、工期の短縮が図れる。
・薄くコンパクトな形状であるため、低く狭あいな作業空間でもジャッキアップが可能となり、施工性が向上する。
・薄く転倒しにくい形状により、ジャッキ単独で転倒に対する安全性が向上する。
・仮設ブラケットが必要ないので、仮設ブラケットのアンカー削孔作業の騒音がなくなるため、周囲環境への影響が向上する。

適用条件

① 自然条件
・施工気温: 5℃~35℃(注入材の凍結または硬化等の流動性悪化に注意しながら施工を行う)。
・天候:強風、大雨、大雪等の悪天候時には工事現場の作業休止基準等に従うこと。
② 現場条件
・支承交換方式で使用する場合は、ジャッキ本体の幅・奥行き:250~600mm、高さ:32mmまたは47mmに、設置用の数mmのすき間を加えた設置スペースが存在すること。
・支承新設方式で使用する場合は、ジャッキまたはジャッキを収容したジャッキケース(高さ:ジャッキ+通常30~60mmほど)に加えて、同軸上に設置する低床型支承等の全体平面・高さ寸法以上の設置スペースが存在すること。
・支承交換方式/新設方式のいずれも、ジャッキ周囲に配管スペースと、配管に取り付けられた圧力計およびストップバルブ、ストローク量を作業者が操作・確認するスペース、ジャッキ設置スペースからそれほど離れない位置(通常は同じ橋脚・橋台または近傍の補修用足場上)に、手動水圧ポンプ、高圧注入機の設置および操作スペースが必要となる。
これらの作業スペースとして、設置スペースに加えて、作業員が支障なく作業できる高さ(通常は1.5m以上)に、ジャッキ1台につき幅2mほどと奥行き2m以上の作業スペースが存在すること。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

0件
3件
0件

施工手順

会社情報

会社名
(株)川金コアテック
TEL
048-259-1113
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法