新規性
運転手による運行前点検から、空気圧を遠隔でモニタリングできるTPMSセンサを用いたシステムに変えた。
期待される効果
・空気圧を遠隔でモニタリングできるTPMSセンサを用いたシステムに変えたことにより、
1)異常検知時にはアラートメールを通知することで、パンクやバーストの未然防止に繋がるためため、安全性の向上が図れる。
2)従来は運転開始前点検時にのみ、空気圧低下の定量的な把握ができていたのに対し、本技術は6時間毎にシステムによって、空気圧の定量的な把握が可能となるため、空気圧管理の品質の向上が図れる。
3)運転手によるハンマ+エアゲージでの空気圧確認作業が不要となり、手間の削減が可能となるため、施工性の向上および工程の短縮が図れる。
4)運転手の打音によるタイヤ内圧確認に比べて、精度良く空気圧をモニタリングすることで、パンクやバーストの発生を未然に防止でき、廃棄するタイヤの低減につながるため、地球環境への影響抑制が図れる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・設置スペースは、TPMSセンサは14cm×3.3cm=46.2cm²、仮設アンテナは18.6cm×15.9cm=259.7cm²必要。
・仮設アンテナの通信距離(ユーザー拠点の駐車位置とアンテナ間)は1km程度。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・道路運送車両法(令和2年4月1日改正、国土交通省)
①出発時の測定(ヤード内停止の状態)
・ 直近測定データをクラウド(ブリヂストンのデータベース)へ送信する。
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②運行時の測定
・ 定点かつ一定の頻度で、空気圧のデータがクラウドへ送信される。
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③測定結果の配信
・ 定期レポート(①、②の測定結果)が、メールで運行管理者へ配信される。
・ 急激な空気圧低下を検知した場合、異常検知時のアラートメールが、運行管理者へ配信される。
↓
④終了時の測定(ヤード内停止の状態)
・ 直近測定データをクラウド(ブリヂストンのデータベース)へ送信する