定着体付き鉄筋継手を用いたプレキャストRC床版工法「TAKUMINO床版工法」

2024/08/30 更新
  • 架設状況
  • 施工状況①
  • 施工状況②

NETIS登録番号:TH-220003-A

概要

鋼道路橋RC床版の取替に対するプレキャストRC床版工法(工場製作品)。

新規性

・橋梁床版の打替え工事を場所打ちRC床版からプレキャストRC床版に変更した。
・プレキャストRC床版間の場所打ち継手部(間詰部)に定着体付き鉄筋継手を使用した。

期待される効果

a)場所打ちRC床版をプレキャストRC床版に変えたことにより、以下の効果を発揮する。
・場所打ち部はプレキャスト床版間の場所打ち継手部(間詰部)のみとなり、現場施工のコンクリート打設量が減少し省力化が図られるため工程短縮ができる。また、仕上げ高調整面積も全床版面積の約25%となり、施工の難易度は低下するため、施工性は向上する。
・プレキャストRC床版は工場製作のため外気温や風雨等の気象変化の影響を受けず、同品質のRC床版の製作が可能となった。
・型枠は間詰部のみに設置するため、全面施工より設置面積の減少に伴い、型枠材の使用量が減少する。これは型枠を廃棄時に産業廃棄物を削減できるので、周辺環境への影響は向上する。

b)プレキャストRC床版間の場所打ち継手部(間詰部)に定着体付き鉄筋継手を使用することにより、以下の効果を発揮する。
・定着体形状により最小床版厚の制限は受けないので、現況と同じ床版厚にすることができることから、従来と同等の品質を満足できる。
・場所打ち継手部の幅を2/3に狭くできることから、現場施工期間を短縮できる。
・橋軸直角方向に分割した片側交互通行の施工が可能となったことにより、迂回路や仮橋の設置・撤去、仮道・借地などが一切不要となるため、施工性が向上する。

適用条件

① 自然条件
・風速10m/s以下、気温0℃以上、降雨・降雪なし時に施工する。
② 現場条件
・施工機械:既設床版の撤去・搬出、取替プレキャスト床版の搬入・架設に使用する25t吊り以上のラフタークレーン が必要である。
・施工ヤード:各橋台背面に3m×10m以上の施工ヤードが必要である。
・施工足場:既設床版の撤去、取替プレキャストRC床版の架設に使用する作業用足場が桁下に必要である。
③ 技術提供可能地域
・技術提供可能地域に制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

  

 

 

   お問い合わせ先

 

 会社名 株式会社 橋梁保全研究所

 所在地 宮城県仙台市青葉区花京院一丁目1番20号

 TEL  022-397-6733

施工事例・施工実績

工事採用実績

0件
2件
0件

施工手順

カタログ

カタログPDF

会社情報

会社名
(株)小野工業所
TEL
024-591-1001
企業情報
公式サイト

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