新規性
下記の改善により、従来できなかった狭隘なスペースでのジャッキアップを可能にした。
・油圧ジャッキの高さを低床(1/2程度の高さ)に抑えた。
・主桁の勾配(3度)に追従できるよう、ジャッキ本体下部に傾斜対応球面構造をとりいれた。
・万一の油漏れに対し、油圧に頼らず機械的に荷重の保持ができるよう安全ナット(下がり防止装置)を装備した。
・ジャッキ本体下部に傾斜対応球面構造をとりいれたことで、安全ナットも勾配(3度)に追従できるようになった。
・ジャッキ重量の約64%に軽量化(55kg:200tジャッキ)することで、作業性、ハンドリング性が向上した。
期待される効果
・事前の仮受け用仮設ブラケット工事が不用となり、工程短縮やコストダウンが可能。
・既設主桁の勾配(3度)に追従できるよう、ジャッキ本体下部に傾斜対応球面構造を採用し、施工精度が向上。
・ジャッキ設置時間が長い、供用下施工時でも安全ナットの採用により安全性が向上。
・ジャッキ重量が軽量化し、ジャッキセット時の作業性、安全性が向上。
適用条件
① 自然条件
・気温0℃~50℃(油圧に使用される油が正常に機能する温度)
② 現場条件
・本ジャッキが設置可能なスペース 幅255mm以上 奥行き255mm以上高さ120mm以上(200tジャッキの場合)が確保されていること。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具