疲労強度改善型フェルール

2019/04/11 更新
  • スタッド溶接部の外観

NETIS登録番号:QS-170001-A

概要

橋梁主桁部に配置する頭付きスタッド溶接部の疲労強度を改善させる技術

新規性

・フェルールの形状について、ガスの噴出方向を、従来の下部横側から、上側に変えた。
・フェルールの寸法について、下側の内径を拡大した。

期待される効果

・ガスの噴出方向を上側に変えたことにより、溶接部の根元形状が滑らかに仕上がり応力集中が緩和されるため、疲労強度が向上する。
・ガスの噴出方向を上側に変えたことにより、スパッタ(溶接時に飛散する残材)の発生が減少するため、施工性が向上する。
・フェルール下側の内径を拡大したことにより、溶接部の断面が約13%大きくなるため、疲労強度の向上が期待できる。
・頭付きスタッド溶接部の疲労耐久性が約1.5~1.8倍向上するため、橋梁の長寿命化が期待できる。

適用条件

① 自然条件
・施工は原則外気温0℃以上とする(施工する場合は、母材の予熱が必要)
・降雨、降雪時は原則施工不可とする(施工する場合は、影響の排除が必要)
② 現場条件
・作業スペースとして、2m×2m程度必要。
・機器設置スペースとして、5m×3m程度必要。
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • スタッド溶接機
  • 発動発電機
  • ポンチ

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
日本スタッドウェルディング(株)
TEL
044-333-3636
企業情報
公式サイト

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