新規性
・土質遮水材料をベントナイト混合土からピュアベントナイトを粗砕したベントナイト砕石に変更した。
・品質管理方法を現場密度試験から簡易支持力測定器「キャスポル」に変更した。
期待される効果
■ピュアベントナイトを粗砕したベントナイト砕石に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・ベントナイトの撹拌混合作業がなくなるため、混合ムラ等のない品質が均質で安定したものとなるので、品質の向上が図れる。
・同等の遮水性の施工厚さが薄くできるため、工程短縮が図れる。
・遮水性能が約100倍向上するため、同等の遮水性を得るための施工厚さを薄くできるため、コスト低減が図れる。
・粉体ベントナイトよりも粒径が大きく、また含水比も高いため、施工時の粉塵発生がなく、周辺環境への影響の向上が図れる。
・ベントナイト混合率等の事前の配合設計が必要なく、即時的に施工ができるため、施工性の向上が図れる。
・透水係数が100倍低くなり、遮水層の漏水に係る安全性の向上が図れる。
■簡易支持力測定器「キャスポル」の適用により、以下の効果が期待できる。
・品質管理頻度を増やすことができるため、品質の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・悪天候時は施工不可。
② 現場条件
・作業スペース:材料荷下ろし場 5m×10m=50m2
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・廃棄物処理法2015.7改正 環境省
・放射能特措法2016.4改正 環境省
使用する機械・工具