新規性
・動力源をディーゼルエンジンから出力100Vの小型発電機に変えた。
・走行装置を軌道走行する車輪からクローラ式に変えた。
・コンクリートの敷きならし高さの制御方法を手動制御から自動制御も行えるように変えた。
期待される効果
■動力源を出力100Vの小型発電機に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・機械が小型軽量化され、クレーン付きトラック(4t車)による運搬や荷下ろしが可能となるので、従来使用していたホイールクレーン(50t)や運搬用の11tトラックの費用が削減できるので、経済性の向上が図れる。
・機械が小型軽量化され、クレーン付きトラック(4t車)による運搬が可能となるので、規制内への進入・退出が円滑にできることで、一般車両との接触事故が低減できるため、安全性の向上が図れる。
・低騒音タイプの発電機が使用できるので、騒音が低減でき周辺環境への影響の向上が図れる。
■走行装置をクローラ式に変えたことにより、軌道に使用していたレールの設置、高さ調整および撤去作業が省略できるので、作業員の安全性および施工性の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・夏期の施工時はコンクリート温度が35℃以下になるようにするとともに、冬期においてはコンクリートの練り上がり温度は、舗設時で5~20℃を確保できるようにすること。
② 現場条件
・クローラの走行帯が確保され、施工幅員が2.5~6.0mであること。
・クレーン付きトラック(4t車)による運搬が可能で、荷下ろし作業ヤード(8.2m×3.9m≒32m2)が確保できること。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具
- CCF小型コンクリートフィニッシャ
- ガソリン発電機
- トラクタショベル
- トラッククレーン
- 自走式作業台車