新規性
・コンクリート舗装のコンクリート打設機械を固定勾配式から中折れ式に変えた。
・コンクリート打設機械の施工幅員を10mまで可能とした。
・コンクリート舗装の高さ、勾配の設定を手動設定から入力設定に変えた。
期待される効果
・コンクリート打設機械を中折れ式としたことにより、勾配の異なる2レーンを1回で舗設できるため、工程が短縮する。またセンター縦ジョイント部が打ち継ぎ目地とならないので、施工段差が生じず品質が向上する。
・コンクリート打設機械の施工幅員を10mまで可能としたことにより、高規格道路の勾配の異なる2レーンを1回で施工できるため、施工性が向上する。
・コンクリート舗装の高さ、勾配の設定を手動設定から入力設定に変えたことにより、画面を見ながら高さ、勾配の調整が可能となり、施工性が改善される。また、横断勾配が連続的に変化する箇所において、設計高さどおりの施工ができる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・2レーンを1回で施工するため、片側交互交通では施工不可。
・施工箇所の始点側に施工機械の仮置きスペースとして、15m×11m=165m2が必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・道路構造令の解説と運用(日本道路協会 2004年)
・車道及び側帯の舗装の構造の基準に関する省令(国土交通省 2001年)
使用する機械・工具
- コンクリートスプレッダ
- コンクリート縦仕上げ機
- コンクリートフィニッシャ
- ラフテレーンクレーン