ハンガーロープ定着部の防食工法

2020/09/07 更新
  • 施工概要

NETIS登録番号:KK-130002-A(旧登録)

概要

ハンガーロープ定着部の防食性向上に寄与する内部防食材充填と外面防食テープ施工

新規性

・従来技術では旧塗膜のケレンはワイヤブラシ等の簡易ケレン機器を使用していたが、新技術ではケレンは超高圧水により施工とした。
・防食材充填装置の開発で、定着部ハンガーロープ内部へ防食材を充填することが可能となった。
・従来技術ではロープ外面部に塗料を刷毛塗り塗布していたのに対し、新技術では防食材を塗布後2重の防食テープを巻いている。

期待される効果

・ハンガーロープ定着部は橋梁内部の狭隘箇所であるため、電動ケレンツールが使えず、ワイヤブラシ等の簡易ケレン機器の使用を余儀なくされ、旧塗膜や浮き錆の完全除去ができなかったが、超高圧水ケレンにより旧塗膜や浮き錆の完全除去が可能となった。
・ロープ内部への防食材を充填することにより、ロープの内部腐食を生じさせる要因となる雨水または塩分を含んだ水等の浸入を防止することが可能となり、ロープの内部腐食抑制効果が期待できる。
・ロープ表面に防食材を塗布し防食テープを巻くことにより、塗装のような経年劣化による塗膜ダメージ箇所からの錆の発生を20年程度の長期に亘り抑えることが期待される。

適用条件

① 自然条件
・強風時、大雨時、大雪時等の悪天候時には作業を行わない。
なお外気温が5℃以下の場合には、内部充填防食材の加温により所定の粘度範囲に調整することで施工可能。
② 現場条件
・作業スペースとして、1格点(ロープ4本)当り、3.3m×5.8m≒19m2の広さが必要。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • ケレン水飛散防止金具
  • 充填材圧入ポンプ
  • 超高圧水ポンプ
  • 防食材圧入器
  • 防食材充填装置

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
東京電設サービス(株)
TEL
03-6371-3000
企業情報
公式サイト

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