新規性
・壁面材をコンクリート製または鋼製の版状から溶接金網に変えた。
・補強材を鋼製の帯鋼から樹脂製のジオグリッドに変えた。
・水平方向の補強材敷設を一定間隔から全面敷設に変えた。
期待される効果
・溶接金網と樹脂製のジオグリッドに変えたことで、部材単価が下がるため、経済性が向上した。
・溶接金網に変えたことで、壁面重量が軽くなるため、施工性が向上した。
・溶接金網に変えたことで、基礎工およびかさ石コンクリート工が不要となるため、工程が短縮した。
・溶接金網に変えたことで、のり面の植生が可能となりヒートアイランド対策となるため、周辺環境への影響抑制が図れる。
・樹脂製のジオグリッドに変えたことで、腐食の懸念がなくなるため、耐久性が向上した。
・全面敷設に変えたことで、適用土質範囲が広がり建設残土の削減が図れるため、周辺環境への影響抑制が図れる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・補強材100m2を1ロール(幅2m、径0.5m)で納入されるジオグリッドを必要数量仮置きできること。
・平積み25枚を1セット(幅2m、奥行0.8m、高さ0.4m)として納入される溶接金網を必要数量仮置きできること。
(参考:壁面積80m2の場合)
ジオグリッド×5ロール、溶接金網×3セット、その他副資材一式の仮置きに3m×3m程度必要。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具