新規性
地山補強土工法の表面材(吹付法枠工)に対して、
・表面材を連続構造物から独立構造物とした。
・表面材を現場製作から工場製作とした。
・表面材を吹付モルタルから二次製品とした。
・表面材の形状がフラットなプレート状構造の場合、反力板に作用する力の分布は中央部分に集中し端部においてはわずかな荷重の分布となる。したがって中央部分に近い部分を幅広の梁構造とし端部方向の梁幅を絞った構造とすることで軽量化を実現した。
・表面材をリサイクルプラスチック製とした。
期待される効果
・表面材を連続構造物から独立構造物としたことにより、表面材設置工の工数を縮減することができ、工程短縮及びコスト縮減ができる。
・表面材を現場製作から工場製作としたことにより、品質の安定が確保できる。
・表面材を吹付モルタルから二次製品としたことにより、吹付の圧力作業を省略して表面工を設置でき、安全性が向上する。
・表面材の材質・形状の変更による軽量化により、設置作業を簡易化することができ、施工性が向上する。
・吹付法枠工より厚さの薄い表面材としたことにより、全面緑化が可能である。
・材料をリサイクルプラスチックにしたことにより資源を有効活用し、環境負荷を低減できる。
適用条件
① 自然条件
・制約なし。
② 現場条件
・材料搬入が可能な現場。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。