新規性
・水路を小径にし、製品重量を軽くする事でコスト縮減を図り、価格の競争力を設けた。
・従来は路面の水をエプロン部に貯め、一定間隔にて設置したグレーチングにて排水していた。都市型街渠では、水をエプロン部に溜めず、内蔵された通水断面にて排水を行う。
・エプロン部に連続されたハの字スリットを設けた。それにより従来必要であった通水幅(エプロン幅+路肩の一部)が不要となった。
・従来のプレキャストL型街渠には表面に滑り止め加工はなかったが、都市型街渠については道路に露出するエプロン部に、湿潤時のBPN75~80の滑り止め加工を施した。
・製品埋設部側面に集水孔を設け、排水性舗装にも製品の機能として対応した。従来技術では排水性舗装の場合は別途ドレーン設置などの工程が必要であった。
※ドレーンを設置することも可能。
期待される効果
・水利性の良さより従来工法に比べ桝が少なくなり、経済性が向上する。
・連続されたハの字スリットにより、縦断勾配が緩くても効率的に集水でき、道路上に水溜まりができない。それにより、従来技術と比べ集水用の排水桝が少なくなり、管理箇所の減少によるランニングコストの低減に繋がる。
・エプロン幅が狭い(385mm幅が狭い)ため、舗装幅員を広く確保することができ、道路の有効幅員の確保が可能となる。それにより、自転車などの軽車両が安全に通行できるようになり、さらに外側線が引きやすいなどの効果も出る。
・エプロンは道路勾配に沿った2%の横断勾配かつ、滑り止め加工が施してあるため、歩行者(軽車両)通行時にも安全。
・排水性舗装の路線においては、ドレーン設置などの工程を省略することが可能。舗装工事の短縮が可能となる。
適用条件
① 自然条件
・特になし。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・全国。
④ 関係法令等
・特になし。