フレックスエコウォール工法(耐震性鉛直遮水壁工法)

2022/08/22 更新
  • 新技術の施工方法イメージ
  • 遮水壁造成状況

NETIS登録番号:KT-220096-A

概要

撹拌機を用いて、低粘性かつ高濃度なカルシウム型ベントナイトスラリー(A剤)及びイオン交換剤(B剤)を混合攪拌しながら地盤を掘削し、同時に等厚の遮水壁を構築する工法。

新規性

セメント系固化材の混合攪拌方法から、低粘性かつ高濃度なカルシウム型ベントナイトスラリー(A剤)及びイオン交換剤(B剤)の混合攪拌方法に変更した。

期待される効果

1)低粘性かつ高濃度なカルシウム型ベントナイトスラリー(A剤)及びイオン交換剤(B剤)の混合攪拌方法に変更したことにより、セメントの凝固作用により地盤土砂が固化することなく、高濃度ベントナイトスラリーによる遮水壁の造成が可能となるため、以下の効果を有する。
・柔軟な構造の遮水壁の造成により地盤の追随性が高まるため、耐震性を実現できる。
・膨潤したベントナイトスラリーが土粒子の間隙を埋め尽くすことにより、遮水壁の土粒子が密実化するため遮水性が向上する。
2)低粘性かつ高濃度なカルシウム型ベントナイトスラリー(A剤)及びイオン交換剤(B剤)の混合攪拌方法に変更したことにより、セメントの凝固作用を考慮する必要がなくなる結果として、掘削とセメント固化液の注入及び混合を別工程とすることなく、掘削、注入及び混合を同時並行して遮水壁の造成が可能となるため、遮水壁の造成が効率化し(施工性)、工程が短縮する。
3)低粘性かつ高濃度なカルシウム型ベントナイトスラリー(A剤)及びイオン交換剤(B剤)の混合攪拌方法に変更したことにより、地盤掘削を先行して行う際に必要となる掘削液の注入が不要となる結果として添加量の低減が可能となるため、産業廃棄物の排出量が軽減できる。

適用条件

① 自然条件
・暴風雨や台風などにおいては、施工安全上施工しないこと
② 現場条件
・プラントの配置ヤードとして、縦10m×横12m(120m²)を要すること
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
成幸利根(株)
TEL
03-5645-3232
企業情報
公式サイト

このカテゴリーでよく見られている工法