新規性
・ジブを横格納状態から下格納状態への移動した後、ブームヘッドとジブフートを連結する作業を、ブーム伸縮を用いた方式からジブ伸縮を用いた方式に変えた。
・ジブの引寄せ解放作業と格納連結解除作業を車外における手動作業からジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えた。
・ジブの振出を補巻ワイヤロープを利用する方式からジブ起伏シリンダを用いる方式に変えた。
期待される効果
・ジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えたことにより、車外作業回数が減少し、かつ高所作業が不要となるため、車外作業量と高所への昇降作業が削減することによる施工性の向上が図れる。
・ジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えたことにより、車外作業回数が減少し、かつ高所作業が不要となるため、ジブ装着格納時間短縮による工程の短縮が図れる。
・ジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えたことにより、高所作業が不要となるため、安全性の向上が図れる。
・ジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えたことにより、ジブ装着格納時間が短縮し、燃料消費量が低減し、CO2排出量が低減できるため、地球環境への影響の抑制が図れる。
・ジブ引寄せ装置とジブ伸縮を用いた車内操作に変えたことにより、車外作業回数が減少し、かつ高所作業が不要となるため、ジブ装着格納時間短縮による経済性の向上が図れる。
・ジブ伸縮を用いた方式に変えたことにより、ブームを伸長せずにジブを横格納状態から下格納状態へ移行可能となり、ジブ装着格納作業スペースが減少するため、施工性の向上が図れる。
・ジブ起伏シリンダを用いる方式に変えたことにより、ジブ装着格納作業スペースが減少するため、施工性の向上が図れる。
適用条件
①自然条件
・特になし。
②現場条件
・ブームを最縮小かつ水平にした状態で、ブーム先端からの前方スペース 0.5m以上
・アウトリガの張出しが確保できるスペース 最大張出幅7.6m
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④関係法令等
・クレーン等安全規則
・移動式クレーン構造規格