新規性
敷板の材質を、鉄からナイロン繊維強化特殊合成ゴムに変えた。ナイロン繊維強化特殊合成ゴムはタイヤ製造工程の端材を利用するため、100%廃棄物のリサイクル利用により、高度のリサイクル性、環境への負荷を軽減できる。高強度ゴム性能としての高強度、耐久性を有するとともに、耐荷重が36tあり、重量車両、重機の走行も問題ない。また、従来のゴムマットでは裂け易いという問題がナイロン繊維強化により大幅に改善された。敷板表面にリブ模様を施し、滑りやすさを改善した。取付固定穴を設けたことから、専用結束バンドで複数のマット連結が容易にでき、工事車両走行によるズレや歪みを軽減できる。顧客などの名前を挿入可能。
期待される効果
・ナイロン繊維強化特殊合成ゴム活用により、人力による敷設・撤去が可能となる(1人運搬可)。車両通行時のバタツキ音を低減でき、復元性に優れる、腐らない、錆びないため、敷鉄板で問題であった赤錆による土壌汚染、製品汚染がなくなる。
・基本ゴム処方が自動車タイヤと同等であるため、極寒や高温の環境でも使用可能となる。
・軽量かつ柔軟性がある程度あり、取扱いや移動が容易なため、災害時のぬかるみ、土砂で覆われた路面応急復旧や基幹的広域防災拠点における物資輸送中継基地等の路面養生、仮設資材置場等に有効である。
・製品比重が1.25あり水に沈むことから、水災害時にも流されることがない、水没現場にも使用可能である。
・取付固定穴を設けたことから、製品の固定や製品間の接続が容易となり、広い面積の敷設がしやすい。
適用条件
① 自然条件
・使用温度:外気温-70℃~100℃(自動車タイヤと同程度)
② 現場条件
・特になし
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能
④ 関係法令等
・特になし