新規性
・敷板の素材を、重たい鉄から、強度が高く軽量な高密度ポリエチレンに変えた。
・敷板の表面形状を、凹凸のない平坦なフラット形状から、滑り止めを具備する形状に変えた。
・敷板の製造方法を、鉄を溶かして板状に成形する方法から、高密度ポリエチレンを巨大プレスで型圧縮する型圧縮製法(圧縮加工)に変えた。
期待される効果
① 強度が高く軽量な高密度ポリエチレンに変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・大量の敷板を一度にまとめて輸送できるようになって、敷板の輸送コストが大幅に減るので、経済性の向上が図れる。
・重機を使わず手作業で敷板を敷設できるので、施工性の向上が図れる。
・重機を使わず手作業で敷板を敷設できるので、工程の短縮が図れる。
・敷板の軽さと強度(耐久性)を両立できるので、敷板の品質の向上が図れる。
② 滑り止めを具備する形状に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・作業員の転倒や車両のスリップを防止できるので、安全性の向上が図れる。
・敷設した敷板が安定して容易にズレ動かなくなるので、品質の向上が図れる。
③ 高密度ポリエチレンを巨大プレスで型圧縮する型圧縮製法(圧縮加工)に変えたことにより、以下の効果が期待できる。
・撓みにくい超硬質の敷板製造が可能となるので、品質の向上が図れる。
・設計自由度の大きい立体的成形が可能となって、敷板の表面に「滑り止め」を形成できるので、敷板の品質の向上が図れる。
・軽量かつ超硬質の敷板製造が可能となり、敷板の上を走行する工事車両の走行安定性が増すので、安全性の向上が図れる。
・軽量かつ超硬質の敷板製造が可能となり、敷板真下の養生面(地表)を傷めないように保護できるので、周辺環境への影響抑制が図れる。
適用条件
① 自然条件
・敷板「こうじばん」が吹き飛ぶほどの強風(風速10m)が吹き荒れているときには敷設作業ができない。
② 現場条件
・敷板50枚当たりの置き場ヤード:2,500ミリ×1,500ミリ以上
③ 技術提供可能地域
・制限無し。
④ 関係法令等
・特になし。