新規性
・電源供給方法を、発動発電機から、太陽光+風力+水力の自然エネルギー発電装置と蓄電池の組合せに変えた。
・3種類の自然エネルギーによる発電装置と蓄電池は、貨物輸送用コンテナに収納した。
・風力発電装置の翼を空気の乱れを抑える形状とすることにより、風切り音を軽減させた。
・コンテナ内は備蓄資材を収納する棚を設けるだけでなく、現場詰所や休憩用のベンチ、机を設置できる。
期待される効果
・電源供給方法を、自然エネルギー発電装置と蓄電池の組合せに変えたことにより、燃料補給が不要となり、騒音や排気ガスを発生しないため、施工性や安全性が向上し、周辺環境への負荷を軽減できる。
・装置一式を貨物輸送用コンテナに収納したことにより、災害時に、電力供給が困難となった被災地等に複数の手段(トラック・貨物船・ヘリコプターなど)で移動し、迅速に少人数で設置することが可能となる。
・風力発電装置を静音設計にしたことにより、住宅地付近でも設置可能となる。
・コンテナ内は棚、ベンチ、机等を設置できるため、現場詰所や更衣室、授乳室、休憩スペースなどさまざまな用途で活用でき、防災備蓄倉庫や防災備品としても有効である。
適用条件
①自然条件
使用温度範囲:-10℃~40℃(水車を利用する場合は、水が凍結していないこと)
②現場条件
・コンテナの設置スペースとして、3m×7m程度必要
・水力発電用の水路幅は1~2m程度、水深は1m以上とする
③技術提供可能地域
全国
④関係法令等
特になし