ウォータークリーン工法

2024/08/30 更新
  • 外壁アスベスト塗材除去完了
  • ろ過後のアスベスト廃水(放流時)

NETIS登録番号:CB-160029-A(旧登録)

概要

建築物や構造物の外壁塗膜撤去工事において、石綿(アスベスト)含有仕上塗材及び下地調整材を超高圧水で撤去する工法である。ウォータージェットポンプによって発生させた超高圧水を、先端に接続したカップ状の装置(ハンドジェットシステム)から噴射し、石綿含有仕上塗材及び下地調整材を撤去すると同時に、剥離物及び汚水を吸引・回収する。回収した剥離物と汚水は自動的に分別し、汚水はろ過後中和処理するので現地で排水することができる。

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新規性

・石綿(アスベスト)含有仕上塗材及び下地調整材をディスクグラインダーで削り落として撤去する工法(乾式)から、超高圧水で撤去する工法(湿式)に変えた。
・廃棄物(剥離物と汚水)を吸引・回収できるようにした。

期待される効果

1.安全性向上
水を使った湿式工法であるため、粉じんが飛散せず、作業場内の視界が良くなるので作業環境が向上する。また剥離物と汚水の回収、分別、沈殿、ろ過、排水の作業が自動でできるので作業時の安全性が向上する。

2.コスト削減
超高圧水を回転噴射する工法は、撤去能力が高く、塗膜の種類や表面状態の影響を受けにくい。そのため作業効率が安定し、施工性が上がるのでコスト縮減が図られる。

3.省力化
機器一台当たりの作業効率が上がり、省力化が可能となる。また、隔離養生を必要としないので、汚れ防止のためのプラスチックシートによる養生で済む。

適用条件

①自然条件
・強風時は施工できない。

②現場条件
・超高圧ポンプ車、吸引車、濾過システムの設置場所(約80㎡)が必要となる。
・駐車場所はぬかるみの無い平坦な路面であること。(勾配、段差のある場所は不可)
・水道が近くで取れる事(20L/分程度)。
・廃材の荷降し時にトラッククレーンが使用できること。
・高圧ポンプ車設置場所から100m以内の範囲であること。
・ろ過・中和処理後の水を排水可能であること。
・仮設足場は壁との離れが250mm以上であること。

③技術提供可能地域
・中部地区、近畿地区に限る。

④関係法令等
・大気汚染防止法(昭和43年6月10日法律第97号)
・石綿障害予防規則(平成17年2月24日厚生労働省令第21号)
・廃棄物の処理及び清掃に関する法律施工規則(昭和46年9月発行 厚生省令第三十五号)
・作業環境測定法施工規則(昭和50年8月発行 労働省令第二十号)

施工事例・施工実績

工事採用実績

2件
80件
17件

施工手順

会社情報

会社名
(株)マルホウ
TEL
0561-39-4644
企業情報
公式サイト

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