新規性
・モイストペ-ブは、原料に未利用資源のキラを用いた、セラミックブロックである。
・キラを用いることにより、細かい気孔(直径5μm程度、従来の保水性インターロッキングブロックの気孔は、直径500μm程度)が形成されるため、強力な毛細管作用により、敷砂等から強力に地中に浸透した雨水を吸い上げる能力を有している。(吸い上げ速さ;敷砂から、吸水開始後、30分で3mm以上、インターロッキングブロックは、当社測定では、1.22mm)また、保水能力は、0.25g/㎝3以上(インターロッキングブロックは、JIS規格0.15g/cm3以上)で保水能力も大きい。
・当社が、2016年夏に名古屋市で従来の保水性インタ-ロッキングブロックと比較した場合、降雨後(10日後)に気温36℃、12時の条件で表面温度を測定すると、10℃程度低い結果が得られた。
期待される効果
・従来の保水性インターロッキングブロックと比較すると、降雨後の表面温度を約10℃低い温度に持続する期間が3倍程度持続する。よって、本セラミックブロックを施工することで、ヒ-トアイランド現象の緩和が期待できる。
適用条件
① 自然条件
・夏季、日射により、アスファルト表面温度が、40℃以上となる地域(日本全国)。
・一般的に水道管が破裂するといわれる、-5℃以下の気温が頻繁に発生し、凍結と融解を繰り返す回数が多い寒冷地(以下「寒冷地」という)においては、凍害の発生に留意する。
② 現場条件
・特になし。
③ 技術提供可能地域
・日本全国
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具