ECS-TP工法(杭と柱の接合工法)

2022/12/15 更新
  • 杭一体型防雪柵実証実験
  • 上部構造物は鉄骨柱、下部は鋼管杭基礎

NETIS登録番号:KT-160127-A(旧登録)

概要

コンクリート基礎を介さないで鋼管杭と鉄骨柱を直接接合する工法。

新規性

・鋼管杭と鉄骨柱を、コンクリート基礎とアンカーボルトで接合する工法から、TPプレートを介して直接ボルトで接合する工法に変えた。
・TPプレートと鉄骨ベースプレートを接合するボルト孔を工場で孔を空ける先孔工法から、現場で鋼管杭打設後にTPプレートの上に直接墨出しをして小型ハンディタイプ磁気ボーラーで孔を空ける後孔工法に変えた。

期待される効果

・接合方法をコンクリート基礎からTPプレートに変えたことにより、荷重が軽減され杭長が短くなり経済性が向上する。
・鋼管杭と鉄骨柱を直接ボルト接合に変えたことにより、14工種が4工種に削減され工程が短縮される。
・ベースプレートとTPプレートを直接接合に変えたことにより、コンクリートを使わないので施工性が向上する。
・ボルト孔の空け方を先孔工法から後孔工法に変えたことにより、位置ずれによる手直しが発生せず品質が向上する。
・コンクリート基礎をTPプレートに変えたことにより掘削工程が無くなり、地山崩壊・転落等の事故の危険性が減り安全性が向上する。
・コンクリート基礎を無くしたことにより作業占用面積が減り、建設発生土も発生しないことから周辺環境への影響が低減する。

適用条件

① 自然条件
・原則として現場で降雨、強風時には作業を行わない。
・雨天時、風速10m/sec以上の風がある場合、溶接作業やクレーン作業は行わない。
・気温が+5℃以下の場合には、溶接作業を行わない。 ただし、気温が-10~+5℃以上の場合で、溶接部から100㎜以内の部分が全て+36℃以上に予熱されている場合にはこの限りではない。
② 現場条件
・施工ヤードと仮置きヤードを合わせ7m×14m≒100m2以上必要
・施工現場は原則として整地された平地とする。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。

使用する機械・工具

  • 鋼管回転圧入機
  • 小型ハンディタイプ磁気ボーラー
  • センターポンチ
  • トルクレンチ
  • ラフテレーンクレーン

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)三誠
TEL
03-3551-0211
企業情報
公式サイト

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