新規性
・グレーチング受枠を四方枠とし、アジャスターボルトを4箇所に設けた。
・受枠は従来の鉄に黒ペイントを塗っただけのものから、本技術では高耐蝕性溶融めっき鋼板(ZAM)を使用している。
・従来技術のように複雑な型枠の組立を必要としない。
期待される効果
・アジャスターボルトの採用で微妙な高さ調整が容易に可能となり、工期短縮と品質向上につながる。
・受枠素材に高耐蝕性溶融めっき鋼板(ZAM)を使用することにより、受枠製造時にR加工がしやすくなり、溶接箇所を減らすことが出来る。同時に高度の耐食性も付与される。また、溶接部は防錆塗装で対応している。
・受枠素材を高耐蝕性溶融めっき鋼板とすることで軽量化が図られ、施工性の向上にもつながる。
・複雑な型枠の組立を必要としないため、工期短縮につながる。
・「かんたんグレーチング」には、Ⅰ型とⅡ型がある。Ⅰ型は無収縮モルタルとアスファルト舗装により復旧する工法で、工事に伴う交通規制の早期開放が可能である。Ⅱ型は従来と同じく生コンを打設し補修する工法であるが、養生期間を短縮するため早強生コンを使用し同様に早期開放させることもできる。
適用条件
① 自然条件
・生コン・無収縮モルタルの打設が行なえること。
② 現場条件
・基本的には壁厚130mm以上の現場打ち側溝であること。
・壁厚が130mm以上の二次製品や新設の横断溝にも適用できる。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具