新規性
・従来製品の施工手順は、製品を設置後に、目地部に無収縮モルタルを充填して、モルタルが硬化した後に、PC鋼より線で製品を緊張して一体化を図っていた。これを、製品を設置した後に、PC鋼より線で緊張した後に、目地部に無収縮モルタルを充填できるような構造に変更した。
・製品を緊張するPC鋼より線の径をφ21.8mmから、φ15.2mm×2本に変更した。
・PC鋼より線の緊張する位置を製品の天端から製品の側面に変更した。
期待される効果
・製品をPC鋼より線で緊張した後に無収縮モルタルを充填できる構造に変更したことで、据付工⇒PC鋼材配置工⇒PC鋼材緊張工⇒目地部に無収縮モルタル充填⇒鋼材定着欠損部に無収縮モルタル充填の作業が連続して出来るようになった。また、無収縮モルタルの硬化を待つことなく施工が完了するので工程短縮が図れる。
・PC鋼より線をφ15.2mm×2本に変えたことで、PC鋼より線の軽量化が図れ、挿入作業が作用員一人で行えるようになり人員の省力化になった。
・PC鋼より線を側面で緊張できることで、通常のセンターホールジャッキで緊張できるようになり賃料が低減できた。また、軽量化できたので移動が容易になった。
適用条件
① 自然条件
・制限なし。
② 現場条件
・25tラフテレーンクレーンの作業が行える環境にあること。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具