新規性
有孔管、網状管、透水シート、遮水シート、砕石などを用いた暗渠排水工法から、表面張力と毛細管現象により修水し、サイフォン現象により排水することで集水、排水性能に優れ、目詰まりが生じないドレインベルト、ドレインパイプを用いた暗渠排水工法に変えた。
期待される効果
網状管等を用いた暗渠排水工法から、集水・排水性能に優れ、目詰まりが生じないドレインベルト、ドレインパイプを用いた暗渠排水工法に変えたことにより、
(ⅰ)透水シート、遮水シート、砕石の埋設が不要で、施工の省力化、工程の短縮を図れる。
(ⅱ)土中の浸透水及び湧水のどちらも排水処理が可能となるため、排水機能の向上が図れる。(品質)
(ⅲ)『表面張力と毛細管現象により水のみを排水するため、目詰まりがなく長期間機能が維持できる』(品質)
(ⅳ)排水時に土壌中の土粒子を排出することがないため、周辺土壌への影響を抑制することが可能となる。(環境影響抑制)
適用条件
①自然条件
・高い温度の地盤(65℃以上)有する火山地帯では適用しない。
・礫の多い地盤、凍結性の地盤(-20℃まで脆化しない)、酸性・アルカリ性地盤等の厳しい条件下においても排水処理機能を損わない。
②現場条件
・ドレインベルトとパイプ切断加工等作業及び掘削にための作業スペースが必要。(約100㎡)
③技術提供可能地域
・技術提案地域については制限なし
④関係法令等
・特になし