新規性
【従来技術】
・それぞれ独立した並列2本のガイドレールとガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレール支柱を有する技術であった。
・2本のガイドレールの平行度を精度よく保持されていなければ、浮桟橋本体はレールの中途で引っ掛かり、水位に追従した上下運動ができなくなる。
・それぞれ独立した2本のガイドレールの平行度を出すための設置作業は容易ではなく、作業期間が長期化し作業コストが高くなっていた。
【本技術】
・2本のガイドレールを一体化ガイドレールとし、一体化ガイドレールのガイドレール間に補強材を短ピッチで設置した。支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少させた。
・ガイドレール支柱は、2列あった構成から1列のみの構成とした。
・一体化ガイドレールにすることにより、ガイドレール間の平行度が高い精度で維持できる。
期待される効果
・支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少し、ガイドレール径を小径にする事ができ、工場製作でコスト削減ができる。
・一体化ガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレール支柱は、1列のみの構成となるため、従来技術より員数が半減し、工場製作及び現場施工のコスト削減ができる。
・従来技術のそれぞれ独立した並列2本のガイドレールは、コンクリート基礎の出来ばえに大きく影響し、高さ調整用ライナーや長孔での調整で作業期間が長期化していたが、一体化ガイドレールは2本のガイドレール間の平行度を高い精度で維持でき、ガイドレール支柱が一列なため、コンクリート基礎の出来ばえに影響を受けづらく、高さ調整用ライナー及び長孔での調整が大幅に少なくなり、現場施工の工期短縮及び低コスト化ができる。
適用条件
① 自然条件
水面氷結時は不可
② 現場条件
基本的に淡水域であれば設置可能
設置作業時にウインチ及びクレーンの設置場所がある事
③ 技術提供可能地域
全国
④ 関係法令等
特になし