一体化ガイドレール式水位追従型係船設備

2024/08/30 更新
  • 【新技術】一体化ガイドレール式水位追従係船設備
  • 【従来技術】独立型並列2条レール式水位追従型係船設備
  • 施工手順

NETIS登録番号:QS-190037-A

概要

ダム貯水池等に設置される係船設備について、それぞれ独立した並列2本ガイドレールを一体化ガイドレールにすることにより、設備の低コスト化と工期短縮を可能にした。

新規性

【従来技術】
・それぞれ独立した並列2本のガイドレールとガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレール支柱を有する技術であった。
・2本のガイドレールの平行度を精度よく保持されていなければ、浮桟橋本体はレールの中途で引っ掛かり、水位に追従した上下運動ができなくなる。
・それぞれ独立した2本のガイドレールの平行度を出すための設置作業は容易ではなく、作業期間が長期化し作業コストが高くなっていた。

【本技術】
・2本のガイドレールを一体化ガイドレールとし、一体化ガイドレールのガイドレール間に補強材を短ピッチで設置した。支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少させた。
・ガイドレール支柱は、2列あった構成から1列のみの構成とした。
・一体化ガイドレールにすることにより、ガイドレール間の平行度が高い精度で維持できる。

期待される効果

・支持スパンを短くした事によりガイドレールにかかる荷重を減少し、ガイドレール径を小径にする事ができ、工場製作でコスト削減ができる。
・一体化ガイドレールを地盤側から所定の高さに支持するガイドレール支柱は、1列のみの構成となるため、従来技術より員数が半減し、工場製作及び現場施工のコスト削減ができる。
・従来技術のそれぞれ独立した並列2本のガイドレールは、コンクリート基礎の出来ばえに大きく影響し、高さ調整用ライナーや長孔での調整で作業期間が長期化していたが、一体化ガイドレールは2本のガイドレール間の平行度を高い精度で維持でき、ガイドレール支柱が一列なため、コンクリート基礎の出来ばえに影響を受けづらく、高さ調整用ライナー及び長孔での調整が大幅に少なくなり、現場施工の工期短縮及び低コスト化ができる。

適用条件

① 自然条件
水面氷結時は不可
② 現場条件
基本的に淡水域であれば設置可能
設置作業時にウインチ及びクレーンの設置場所がある事
③ 技術提供可能地域
全国
④ 関係法令等
特になし

 

  

施工事例・施工実績

工事採用実績

1件
1件

施工手順

会社情報

会社名
(株)テクアノーツ
TEL
048-424-2800
企業情報
公式サイト

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