新規性
・羽根車を片吸込羽根車からこれまで水中ポンプに用いられなかった両吸込羽根車に変えた。
・軸封部にオイル室と呼ばれる空間の浸水検出器1種類から、オイル室と呼ばれる空間の浸水検出器とさらにモータに近いフロート室と呼ばれる空間に設けた浸水検出器の2種類に変えた。
・軸受に対するグリスの注油機構のみからグリスの注排機構に変えた。
期待される効果
・両吸込羽根車に変えたことにより、
(1)大水量の水を排出するためのポンプの台数・ポンプ出力を削減できるため、経済性の向上が図れる。
(2)羽根車にかかるアキシャル方向の荷重を相殺でき、軸受寿命の向上と振動の軽減が図れるため、品質の向上が図れる。(図1、図2参照)
・浸水検知器を2種類に変えたことにより、オイル室の浸水検出器が浸水を検知した場合でも、上部のフロート室の浸水検出器の作動により、上部のフロート室には浸水していないことが判断できるため、安全性の向上が図れる。(図3、図4参照)
・軸受へのグリスの供給機構を注排機構に変えたことにより、グリスの注油に対し廃油の確認が可能となるため、確実に軸受部のグリスが入れ替わったことが確認できるため、安全性の向上が図れる。
適用条件
① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・平らな場所に設置すること。
・設置スペースは、3D×3D程度 (D=吐出し口)
・口径250㎜の場合、750㎜×750㎜=0.56㎡程度
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし