環境修復用の砂代替材(Hiビーズ)

2024/09/17 更新

Hiビーズ覆砂外観・品質
Hiビーズの効果

NETIS登録番号：SKK-120002-VE（旧登録）

概要

閉鎖性の強い内湾や内海では、多量の栄養塩を含んだ高含水の有機泥が海底に堆積している場所が多く、栄養塩の溶出や貧酸素化により、生物生息環境への影響が問題視されている。
底質改善技術の代表的手法の一つに天然砂による覆砂工があるが、瀬戸内海では2006年3月以降、海砂採取は全面的に禁止となり、新たな砂代替材あるいは底質改善材の確保が課題となっている。
覆砂工において、栄養塩や硫化物イオン等の吸着効果のある石炭灰造粒物（Hiビーズ）による覆砂は、底質および水質改善効果に併せて、生物生息環境の改善に寄与し、長期に亘り効果の持続が期待出来る技術である。

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製品概要施工事例・実績

新規性

・従来は、天然砂等により覆砂をする物理的効果に期待した技術であった。
・Hiビーズは、硫化物イオンの溶出抑制といった化学的効果を併せ持つ材料である。

期待される効果

・硫化物イオンの溶出抑制
（ヘドロ化している底泥に覆砂または混合することで,水中への硫化物イオンの溶出を抑制。Hiビーズは、硫化物イオンの吸着能力が高いため溶出抑制効果が継続する。）

適用条件

① 自然条件
・従来技術の天然砂と同様。
② 現場条件
・従来技術の天然砂と同等。
③ 技術提供可能地域
・山口県新小野田市を拠点とし製造・販売をしている。
・海上輸送距離に応じて販売単価が異なる。
④ 関係法令等
・海域環境修復としての利用において、海洋汚染等及び海上災害の防止に関する法律に係る環境基準値を満たしている。