洋上CPT-Vs

2024/08/29 更新
  • SEP(昇降式作業台船)
  • 洋上CPT
  • 洋上CPT-Vsの模式図(図-1)

NETIS登録番号:KTK-210016-A

概要

洋上の海底地盤について、1)地盤の強度、2)液状化判定、3)圧密評価、4)地盤のせん断波速度等の情報を取得する調査技術。1)~3)は主にCPTの技術を用い、4)は孔内で振動を発生させ、海底面で振動を観測するいわゆるアップホールタイプの検層技術を用いる(図-1)。

新規性

洋上風力のサイト条件調査で求められるCPT及びPS検層は、これまではドリルシップによりCPTとPS検層を行う大がかりな調査であった。従来方法は、調査費が高額なこと、水深15mより浅い海域で適用できないこと、浅層部はケーシング(孔を保護する鋼管)の影響で測定不可であったこと、ドリルシップCPT孔は孔が大きくなることによりPS検層のデータ品質が悪くなりがちであったなど、経済面や技術面に課題があった。新技術は上記の課題を解決するものである。すなわち、ドリルシップよりも小型のSEP(昇降式作業台船、サイズ的にはドリルシップの1/5~1/10程度)でCPTを行い、CPTの作業過程で生じる孔内振動を利用したPS検層(アップホールPS検層)である。

期待される効果

SEPと漁船(5tクラス)でCPTとアップホールPS検層を実施するコンパクトな調査のため、新技術を活用することで特に大幅なコスト低減と省力化そして、周辺環境への影響抑制が期待できる。

適用条件

① 自然条件
・海底地震計が設定できる砂質地盤であることが必要。また、海象条件として有義波高1.0m以下、且つ、風速10m/s以下であることが必要。
② 現場条件
・洋上での作業足場として、SEPが設置できる広さ(20m×20m以上)が必要。
③ 技術提供可能地域
・特になし
④ 関係法令等
・特になし

施工事例・施工実績

工事採用実績

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施工手順

会社情報

会社名
応用地質(株)
TEL
03-5577-4501
企業情報
公式サイト

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