新規性
・従来技術(安定処理工)は、固化材の散布、混合、敷均し、締固めの各工程で施工機械が必要であった。本技術では、高強度ジオテキスタイルを敷設するだけの工程で完了するため、施工費の縮減および工程の短縮が可能である。
期待される効果
■材料費、施工費の縮減
・施工において、クレーン仕様バックホウ(ベーステックスの敷設時に使用)のみで施工が可能である。
・敷設工のみで施工が完了するため、施工の合理化、施工費の縮減が可能である。
■熟練工依存度の向上
・クレーン仕様バックホウの特殊運転手と普通作業員のみで施工が可能であり、特殊運転手の工数を低減できる。
■周辺環境への影響の改善
・施工時に粉塵の発生がないため、粉塵対策が不要であり周辺環境が改善される。
適用条件
① 自然条件
適用土質
盛土部
・礫質土、砂質土、シルト、粘性土に適用可能である。
基礎地盤部
・土質について特に制限はないが、無補強状態で円弧すべり安全率が1.0程度の軟弱地盤であること。
天候・気候
・盛土施工時には、降雨や降雪がないこと。また、クレーン作業時は平均風速が10m/s以上の強風時は作業を中止すること。
② 現場条件
作業スペース
・クレーン仕様バックホウが稼働できる5.0m×5.0m=25m2を基本スペースとする。
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能。
④ 関係法令等
・特になし。
使用する機械・工具