ECO-MW工法

2024/04/08 更新
  • 泥土発生量低減の概念図

NETIS登録番号:KK-050019(旧)

概要

「ECO-MW工法」は、従来の連続地中壁の内、柱列式連続壁、等厚式連続壁等の原位置攪拌ソイルセメント連続壁工事において、セメントミルクの注入量を制御することにより産業廃棄物である泥土発生量を大幅に低減する工法である。本工法用に開発した流動化剤「アロンソイル」を使用することにより、従来工法以上の施工性を確保した中で品質を損なうことなくセメントミルク量を制御することが可能となる。

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新規性

従来工法は施工性を確保するため必要相当量のセメントミルクを注入する必要があったが、ECO-MW工法では優れた分散効果を有する「アロンソイル」により、ソイルセメントを流動化することで注入量をさらに削減した結果、泥土の発生量を大幅に低減することに成功した。「2024年問題」を受け今後泥土を搬出するトラックに制約がある中、大幅な効率化が期待できる。また、「二酸化炭素(CO2)」の排出量を大幅に削減する事ができる。     

期待される効果

・発生泥土量が大幅に低減できる:発生泥土量が従来工法の45%~65%程度に低減できる。「2024年問題」を受け泥土を搬出するトラック車両に制約がある中、大幅な効率化が期待できる。

・使用材料が大幅に低減できる:セメントミルクの注入量を抑制できることから、使用材料(セメント、ベントナイト、水等)を低減できる。

・CO2排出量が大幅に低減できる:使用材料の低減に伴い材料、運搬に関するCO2排出量を低減できる。また発生泥土の低減に伴い搬出用車両が減少し、CO2排出量を削減できる。

・騒音、振動が大幅に低減できる。:使用材料の低減に伴い搬入、搬出用車両の通行量が減少するため、近隣周辺への騒音、振動を低減、緩和できる。     

適用条件

土木・建築工事での仮設山留め壁および止水壁、地盤改良工事等に適用する。
造成方法としては、下記の原位置攪拌ソイルセメント連続壁に適用する。

▪多軸削孔方式地中壁
削孔径:550mm、600mm、650mm、850mm、900mm、1,000mm、1,100mm
削孔深度:一般径 40m迄、大口径 55m迄を標準とする。横引掘削方式地中壁
壁厚   :550mm、600mm、650mm、700mm、750mm、800mm、850mm
削孔深度:使用機種により35m迄、または50m迄、を標準とする。

▪深層混合改良工法
<自然条件>
玉石、巨礫混じりの礫層の場合、アロンソイルと増粘剤を併用する等の工夫を要す。
固化液の混練水または対象土に酸が混入している場合、セメントの固化に支障を生じる可能性があるため、室内試験等で確認する必要がある。

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
ECO-MW工法協会
TEL
03-3507-3080
企業情報
公式サイト

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