河川氾濫への取り組み |
雨量の多い日本では、毎年大雨による河川氾濫被害が相次いでいる。特にここ数年の被害は想定を上回る規模の豪雨・台風が発生し、住民の生活基盤である市街地にも被害を及ぼしている。本特集では水害から地域を守るため河川・堤防の設備強化、メンテナンス、浸水対策など様々な場面に対応するメーカー製品を紹介する。
IoTため池遠隔監視ソリューション
省電力長距離無線技術「LPWA」を活用し、農業用ため池の水位を遠隔で監視できるシステム。迅速かつ安全にため池の水位を確認でき、緊急時放流や決壊防止の応急対策、関係機関との情報共有による地域住民への周知につなげることが可能。LoRaWANやLTE Cat.M1といったLPWA無線通信技術の活用により、イニシャル・ランニングの両面からコスト低減が可能であり、導入者・運用者の負担を軽減する。
あさひⅢ型
河川や道路の線形に合わせて曲線部の施工が容易に行える環境配慮型の大型練積みブロック
河川洪水や高潮対策に対応可能な鋼製止水壁
河川洪水や高潮浸水を防止するための鋼製胸壁工、あるいは既設胸壁上の嵩上げ工。
河川・湖沼点検ロボットシステム(みずすまし)
音響ビデオカメラ(ARIS)等を搭載した自律航行型水上探査船(ASV)による、河川・湖沼の底面および河川の人工構造物を点検するシステム。
河川水位解析システム WinmuSe Caesar
河川の水位をWebで知らせるシステム
河川水位警報ユニット
水位をリアルタイムで監視し、急激な増水に対しては即時に警報する技術
斜め小口一体化連結ブロック(ティーボード)
・河川の洪水時、堤防越流水による堤体裏のり尻の侵食から、堤体を保護する補強材工に活用できる。 ・「斜め小口」を一体化したことで、現場施工に比べ、品質の向上、工程の短縮に寄与する。
Heat式量水標
両サイドを折り返した形状が特徴の量水標。この形状により曲げ強度が大幅に向上しているほか、不陸の取り付け面では、従来製品のように塩ビ板による裏面の補強が必要ないため、施工性と経済性にも優れている。 SIS材に焼き付け塗装で破損や劣化の恐れが少ない。 (実用新案 第3224230号)
ボックストーン工法
従来技術の人力主体の現場施工を石詰め器具と重機を主体とした施工方法への変換を図り、現況就労者の少ない熟練工への依存度を縮減。
VOLCLAY MAT
河川堤防、護岸の遮水、処分地の漏水防止に適用する、粒状ベントナイト系の遮水シートの技術
エコパワーカメラ
電源確保が難しい場所での監視に特化した監視カメラ。工場・建設現場、道路工事、キャンプ場や河川、駐車場など様々なシーンに対応できる監視カメラである。充電なしで最大25日間連続稼働できるバッテリーを備え、ソーラーパネルを接続することで太陽光発電による独立電源での長期間稼働も可能。