天然無機鉱物ベントナイトを配合した止水材 クニシールC-31

2024/02/02 更新
  • ベントナイト系止水材クニシール
  • ベントナイトの膨潤反応
  • 水に浸して水溶性フィルムを溶かす
  • 廃棄物処理場の遮水工にも利用

概要

ベントナイトの膨潤力による自己シール性と接着性を生かし、水平・垂直部でも副資材を使用せずに簡単に施工できる止水材。高い可塑性により設置面の複雑な凸凹にもしっかり追従する。

特徴

・簡単施工
 水溶性フィルムで巻いているため、接着剤、釘不要。
・下地処理不要
 粘土特有の可塑性があり、凹凸面に追従する。
・躯体にやさしい
 膨張圧が極めて低いため、コンクリート表面からの被り寸法は30mmでよい。
・無駄のない末端接合部
 接合部は粘土細工の要領で、手で馴染ませて一体化。

公的評価番号等

NETIS登録番号:KT-160142-VE

 

   施工手順

 

 1.クニシールを水に浸して表面の水溶性フィルムを溶かす。
 2.施工箇所に設置して位置を決める。

 3.設置後、指で押し付けながらコンクリート面にしっかりと圧着させる。材料同士の接合部は突き合わせてなじませる。
 4.施工後は、乾燥するとベントナイトと水溶性フィルムの接着効果で、より強固に接着する。

 

 

  

 

 

 ▶施工動画はこちら

 

 

 

 

   ベントナイトとは

 

 今から数百万年から数億年の火山噴火によって堆積した火山灰などが、温度や圧力、熱水などと反応して、鉱床が生成したと考えられている。ベントナイトは、水を吸収すると元の体積の何倍にも膨らむ特徴的な性質をもっている。これを膨潤性と呼ぶ。さらに、水に分散させると粘性を示す性質や各種陽イオンをよく吸着する能力など、さまざまな特性を持っている。近年では、放射性廃棄物を地層処分する際のバリア材としての検討も行われ、既存の用途以外での利用も広がりを見せている。
 

〈特性〉増粘性、膨潤性、粘結性、吸湿性、耐熱性、止水性、吸着性
〈用途〉アースドリル、地中連続壁、セメントミルク、ソイル柱列、シールド、推進、地盤改良、流動化処理、遮水等

 

 

 

 

   水災害対策における役割

 

・戸建住宅の基礎部の止水材
・河川付近の建築構造物の止水強化
・雨水幹線シールドの加泥材、裏込材
・遮水壁の造成
・最終処分場の遮水

 

 

  

 

 

 

 

施工手順

会社情報

会社名
クニミネ工業(株)
TEL
03-3866-7251
企業情報
公式サイト

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