新規性
液状化対策に用いる材料を、セメント系固化材(JG-1号)から液状化対策用溶液型恒久グラウトに変えた。
期待される効果
1.急速浸透注入工法(超多点注入工法)と組み合わせることで、
・泥水運搬、建設汚泥処分がなくなるため、経済性が向上。
・注入工が大幅に減少するため、工程短縮が可能になる。
2.事前の注水試験に基づいて限界注入速度を確認、圧力管理基準値を設定し、自動圧力・流量制限により低圧・低吐出で施工が行われるため、既設構造物や周辺環境への影響を抑制する。
3.小型設備で静的な土粒子間浸透による液状化対策が施工可能となり、狭隘な場所や既設構造物直下地盤での施工性が向上し、集中管理装置により注入速度・注入圧力を自動管理することにより施工管理面が向上する。
4.急速浸透注入工法は、地盤置換工法とは違い、大量の残土(産業廃棄物)が発生しないため、環境面が向上する。
5.曲線ボーリングを併用することで、石油タンク等の既設構造物直下地盤の改良が可能になる。
適用条件
① 自然条件
・台風、豪雨、豪雪等の悪天候時は施工不可。
② 現場条件
・本技術の混練や圧送等に要する注入プラントは14.0m×7.0m程度が必要。
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・特になし。
|
取材記事「パーマロックASFシリーズ/耐久性無機溶液型シリカゾルグラウトⓇシリーズ」 |