新規性
セメント系固化材(JG-1号)を用いた高圧噴射二重管工法(JSG工法)から懸濁型超微粒子複合シリカグラウト「ハイブリッドシリカ・シリーズ」を用いた薬液注入工法に変えた。
期待される効果
・セメント系固化材(JG-1号)を用いた高圧噴射二重管工法(JSG工法)から懸濁型超微粒子複合シリカグラウト「ハイブリッドシリカ・シリーズ」を用いた薬液注入工法に変えたことにより、
(1)従来技術は、地盤置換による改良となるため大量の建設汚泥が発生するが、新技術は薬液注入工法に用いる注入材料であり、浸透注入による地盤改良を行うため、周辺環境への影響が抑制され、建設汚泥処理費も低減 できるため経済性が向上する。
(2)従来技術は、垂直施工であるため既設構造物周辺・直下地盤での施工は困難であるが、新技術は斜め・水平施工で対応出来るため施工性が向上する。
(3)プラント用地は、従来技術が2セットで150m2程度必要で、新技術は4セットで100m2程度となり、省スペースでの施工が可能である。
適用条件
①自然条件
・特になし
②現場条件
・プラント用地として、100m2程度が必要(注入設備、4セット)
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④関係法令等
・「薬液注入工法による建設工事の施工に関する暫定指針」(建設省、昭和49年7月10日)
・「薬液注入工事に係る施工管理等について」(建設大臣官房技術調査室長、平成2年9月18日)