新規性
・溶接ガンの固定方法を、作業員による手持ち保持から吸盤吸着による固定に変えた。
・垂直確認方法を、作業員による目視確認から、溶接ガンの固定による垂直精度確保に変えた。
・フェルールの形状を、上向き溶接に適した形状に変えた。
・スタッド溶接の品質管理項目(溶接電流、溶接時間、短絡、スタッドの引上量、スタッドの溶込量の5項目)を即時に計測し、溶接モニタリング装置により確認できるようにした。(オプション)
期待される効果
・溶接ガンの固定方法を吸盤吸着による固定に変えたことにより、溶接ガンの手持ち保持が不要かつ溶接位置出しが容易となるため、作業員への負荷を軽減でき、作業効率が向上する。
・溶接ガンの固定により垂直精度を確保できるため、垂直度不良による再溶接手間を軽減できる。
・溶接ガンの固定により溶接部直下の作業がなくなり、かつ、上向き溶接専用のフェルールによりスパッタが落ちにくいため、作業員の安全性が向上する。
・溶接モニタリング装置により品質管理を行うことにより、溶接品質をリアルタイムに判定できるため、安定した溶接を実施でき、検査作業の手間を軽減できる。
適用条件
① 自然条件
・施工は外気温0℃以上とする。(0℃未満で施工する場合は、母材の予熱が必要)
・降雨、降雪時は施工不可
② 現場条件
・機器設置スペースとして、5m×3m程度必要
・作業スペースとして、2m×2m程度必要
・溶接部径がΦ19の場合、溶接機から溶接ポイントまでの総ケーブル長(ウェルドケーブル+アースケーブル)は140m以内
③ 技術提供可能地域
・全国
④ 関係法令等
・特になし