新規性
ブラスト研削材を物理的に衝突させる方法(ブラスト処理方法)から、加熱ヘッドを鋼材に接触させ、誘導加熱の後にストレーパーにより塗膜を除去する方法に変更した。
期待される効果
・塗膜回収に必要な施工コストの低減、研削材を含めた産廃処理費が削減するため、経済性が向上する(経済性)。
・ブラストを使用することがないために、鉛粉塵の発生量の軽減を図ることが可能となる結果、飛散防止対策の漏れによる粉塵飛散の予防に繋がり、周辺環境への影響の軽減が期待できる(周辺環境への影響)。
・ブラストを使用することがないために、粉塵拡散の軽減による作業員の粉塵対策用の重装備(空気呼吸器、酸素呼吸器若しくは送気マスク)の着用負担、及び騒音の軽減が実現されるため、作業環境の向上が期待できる(作業環境)。
・ブラストを使用することがないため、研削材等の発生がないことにより粉塵発生量の抑制につながり、産業廃棄物の発生量を抑制することができる(周辺環境への影響)。また、飛散範囲が限定されることから構造物周辺に落下した範囲のみの産業廃棄物を人力で回収することができるため、回収作業が簡易であり効率化する(施工性)。
適用条件
① 自然条件
・特になし
② 現場条件
・塗膜剥離機本体が当てはまる最小面積として、50㎝×50㎝(2,500㎝2)が確保される個所であること
③ 技術提供可能地域
・技術提供地域については制限なし
④ 関係法令等
・電波法(昭和二十五年法律第百三十一号)第100条(高周波利用設備の総務大臣の許可が関連)