新規性
・既設ジョイント撤去時に床版に微細なマイクロクラックが発生するため、浸透性KSプライマーを塗布し床版を補修する。
・床版に不陸がある場合、KSボンド(打継用)を使用し、リフレモルセットSF(超速硬繊維補強モルタル)を打設することで、打継コンクリートと既設床版の一体化を図る。
・従来は遊間部にバックアップ材を使用していたが、新技術では止水機能がある2次止水機能兼バックアップ材を使用した。
・特殊合材に化学繊維を配合することで、耐流動性が向上した。
期待される効果
・浸透性KSプライマーで補修することにより、床版の延命につながる。
・リフレモルセットSFにて既設床版と一体化することで、床版と同等の弾性を有するため、「割れ」、「はくり」等を抑制する。
・二次止水機能バックアップ材にしたことで、漏水を防止する構造とした。
・特殊合材に化学繊維を配合したことで、耐流動性に優れ、轍ぼれを抑制できる。
適用条件
① 適用可能な範囲
・設計伸縮量40㎜以下 遊間75㎜以下 施工幅300㎜~400㎜ 施工厚さ 50㎜~150㎜(標準厚さ75㎜)斜角30度以下の橋梁車道部
・歩道部も上記と同様
② 特に効果の高い適用範囲
・伸縮性・防水性が高いためジョイント部の漏水対策が必要な個所
・騒音対策が必要な個所
③ 適用できない範囲
・上記以外の範囲
④ 適用にあたり、関係する基準およびその引用元
・土木工事設計要領