KS-EGG-SE工法

2024/08/30 更新
  • 図-1_KS-EGG-SE工法_施工概要図
  • 図-2_模式図

NETIS登録番号:KTK-180001-A

概要

市街地及び構造物近傍の軟弱地盤中に、径700mmの締固められた砂杭、または砕石杭を静的に造成する工法。
電動式のオーガーとウィンチによって静的にケーシングを貫入、引抜き、打戻しを行うことにより、締固めた砂杭または砕石杭を無振動低騒音(振動基準値75dB以下、騒音基準値85dB以下)で造成する。
N値<25の硬質中間層について先行削孔等の補助工法なしで施工する。

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新規性

・市街地および構造物近傍での液状化対策工法としてドレーンを打設し過剰間隙水圧を消散させる工法から締固め砂杭を打設し密度の増大を図る工法に変更した。
・高い掘削能力(図-2_模式図参照)
・周面摩擦を低減する特殊形状の掘削・拡径ヘッドを採用することで、打設箇所に多少の障害物や硬い部分(N値30程度の箇所あるいはN値25未満の連続層)が存在してもケーシングの貫入ができる。※N値20以上の中間層では、ウォータージェットを併用して削孔する。
・無振動性
 バイブロハンマーを使用せずにオーガー駆動するため無振動である。
 (振源より10m離れてEGG-SE工法:45.7dB 振動式SCP工法:95dB) ※振動基準値75dB
・低騒音性
 バイブロハンマーを使用せずにオーガー駆動するため低騒音である。
 (音源より10m離れてEGG-SE工法:75.8dB 振動式SCP工法:90dB) ※騒音基準値85dB

期待される効果

・無振動低騒音で施工できることより、市街地および構造物近傍での施工が可能となる。
・他の環境対策型の液状化対策工法の一つであるグラベルドレーン工法に比べてコストの縮減や工期短縮を図ることができる。
・貫入時に掘削した原地盤を掘削・拡径ヘッドの効果により側方に押しつけ、側方への締固め効果が高くなる。
・N値30もしくは連続2mのN値25未満の中間層までは、先行削孔が不要となる。
・各種のセンサーを装備することにより、ケーシング深度、砂面位置はもちろんのこと、回転数、押し込み力、回転トルク等の状態を常に監視することができ、打設状況を把握しながら施工することができる。

適用条件

① 自然条件
・特になし
② 現場条件
【作業スペース】
・組立解体時に機械設置ヤードとして、1500m²(30m×50m)が必要。
・パイル材(砂、砕石)置き場が必要。
【機械の大きさ】
・施工機の占有面積は、15m×5m程度。
・施工機の高さは、36m程度。(打設長25mの場合)
【施工場所等】
・施工機械の安定性が確保できる平坦な作業ヤードであること。
③ 技術提供可能場所
・技術提供地域については制限なし。
④ 関係法令等
・騒音規制法、振動規制法

施工事例・施工実績

工事採用実績

1件
0件
0件

施工手順

会社情報

会社名
あおみ建設(株)
TEL
03-5439-1001
企業情報
公式サイト

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