Geo-KONG工法

2018/12/03 更新

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NETIS登録番号:KT-990271-VR(旧登録)

概要

軟弱地盤に低騒音・低振動で密実な砂杭(砕石杭)を造成し地盤強化を図る技術

新規性

・振動エネルギーを使用せず、低騒音・低振動で地中に蜜実な砂杭(砕石杭)を造成できるようになった。(施工機から5m程度離れた地点で、騒音は70dB程度、振動は50dB程度。)
・地中に砂(砕石)を圧入して砂杭(砕石杭)を造成することで、砂質地盤の場合、サンドコンパクションパイル工法と同等程度まで地盤を静的に締固めることができるようになった。
・建設工事等において発生するコンクリート廃材や鉄鋼スラグ等のリサイクル材料の有効利用が可能になった。

期待される効果

・低騒音・低振動で施工を行うため、都市部での砂杭(破砕杭)による地盤改良が可能となった。
・サンドコンパクションパイル工法と同等程度まで砂質地盤を締固めることができるようになったことから、従来の代表的な低騒音・低振動型液状化対策工法の一つであったグラベルドレーン工法に比べて杭本数(施工数量)を減少させることが可能になり、大幅なコスト縮減や工期短縮が可能になった。(試算によれば、30%程度のコスト縮減、40~50%程度の工期短縮。)
・鉄鋼スラグやコンクリート廃材等のリサイクル材料の有効利用が可能になったことから、環境負荷を軽減でき、かつコスト縮減も可能になった。

適用条件

① 自然条件
基本的に、次の場合は作業を中止する。
・10分間の平均風速が毎秒10m以上の場合。
・1回の降雨量が50mm以上の場合。
・1回の降雪量が25cm以上の場合。
・震度4以上の地震が発生した場合。
② 現場条件
(作業スペース)
・施工機械の組立解体ヤードとして、矩形状の場合は15m×35m以上、帯状の場合は幅8m以上必要。
・使用する材料(砂、砕石等)の置き場が必要。
(機械の大きさ)
・施工機の占有面積は、15m×8m程度。
・施工機の高さは23m~35m程度(改良深度に応じて変わる)。
(施工場所等)
・陸上で、施工機の安定性が確保できる平坦な場所。
③ 技術提供可能地域
・制限なし。
④ 関係法令等
・労働基準法
・労働安全衛生法
・労働安全衛生規則
・騒音規制法
・振動規制法
・クレーン等安全規則
・建設工事公衆災害防止対策要綱-土木工事編
・土木工事安全施工技術指針
・建設工事に伴う騒音振動対策技術指針
・建設機械施工安全技術指針

使用する機械・工具

  • オーガ装置
  • 材料投入ホッパー
  • 三点式杭打機ベースマシーン
  • 締固め装置
  • 二重管ケーシング
  • リーダーパイプ

施工事例・施工実績

施工手順

会社情報

会社名
(株)鴻池組
TEL
03-5617-7791
企業情報
公式サイト

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