新規性
・公共工事の品質向上
「アジャストーン」は150-0、80-0、50-0といった各粒径に合わせた破砕・選別をおこなうとともに、規格としてCBR30%以上、スレーキング率15%以下、リサイクル材(コンクリートガラ)の混合率は15~35%とすることで支持力やたわみ量を向上した。
・リサイクル促進
路床置換材・法面保護・軟弱地盤処理等にアジャストーンを用いることでリサイクル材(コンクリートガラ)の促進を図る。
期待される効果
・品質の向上
路床置換材として用いた場合、従来技術のシラスCBR20%以上と比較するとたわみ量で約25%減少、支持力で約29%大きくなり優れている。
・環境への配慮
従来、路床改良材として利用されるシラス等の多くは山林等を開発行為にならない小規模に採取され続けている。また近年、砕石場は道路路盤用の砕石は減り、コンクリート用の砕石に偏り、砕石場には使用されない骨材や廃土が山積みになっている。そのため新たな開発行為により捨て土場所を確保する必要がある。余剰骨材や廃土、リサイクル材を利用することで新たな開発を抑制できる。
適用条件
① 自然条件
・大雨以外は施工できる。
② 現場条件
・10トン車搬入可能な現場
③ 技術提供可能地域
・鹿児島県内。熊本県・宮崎県は県境より10km以上と沖縄県については輸送費が必要となる
④ 関係法令等
・建設リサイクル法(平成12年5月31日制定)