パワーブレンダー工法(浅層・中層混合処理工法)

2024/05/20 更新
  • パワーブレンダー工法スラリー噴射方式概要

NETIS登録番号:QS-180038-A

概要

セメント・セメント系固化材などの改良材を地中に噴射し原位置土と改良材を強制的に撹拌混合し、固化することを目的とした地盤改良工法。改良型バックホウをベースマシーンとして、トレンチャ型撹拌混合機を装備した地盤改良専用機で、トレンチャに装着された撹拌翼で、原位置土をきめ細かに切削し改良材と撹拌混合し均一な改良地盤の造成が可能である。

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新規性

パワーブレンダー工法は、セメント系固化材などの改良材を軟弱土に鉛直方法に撹拌混合しながら連続的に水平移動させることにより、多層地盤であっても連続した均質な改良体を造成する地盤改良工法である。改良材の添加方法は、「スラリー噴射:CB-980012-V(旧)」「粉体噴射:CB-980019-V(旧)」「地表散布:CB-980022-V(旧)」の方式が可能で、改良深度や対象土質、現場状況に応じて選定する。
「パワーブレンダー工法(横行施工):QS-180038-A」は、トレンチャに角度変換機能付撹拌機を装着することで、従来、施工できなかった任意角度による横行走行連続施工が可能となり、近接箇所や狭隘な箇所での施工性が向上し適用範囲が拡大した。また、GNSSによる撹拌装置の位置情報取得により、平面や深度方向の出来形管理にも対応したICT施工を行っている。

期待される効果

1.深さ13mまでの改良が可能
改良土の望ましい流動性を定め、施工中のトレンチャの負荷抵抗を低減することによって、深さ13mまでの改良が可能
2.信頼度の高い施工が可能
施工管理装置にて、鉛直性・改良深度・チェーン回転速度等をリアルタイムにモニタリングができ信頼度の高い施工が可能
3.機動性に優れている
ベースマシンがバックホウであり、上空制限下・狭隘箇所での施工が可能
4.近接施工の適応性がある
周辺地盤への変位の影響が少なく、加えて低振動・低騒音で施工が可能
5.環境にやさしい
機動性・機能性を発揮した効率の高い施工により、環境への負荷(二酸化炭素の排出量)が少ない

適用条件

①自然条件
 スラリー噴射方式:粘性土(N値≦10程度)、砂質土(N値≦20程度)
 粉体噴射方式  :粘性土(N≦1)
 地表散布方式  :粘性土(N値≦10程度)、砂質土(N値≦20程度) 
②現場条件および適用条件
・最大施工深度
 スラリー噴射方式:13mまで対応
 粉体噴射方式  : 6mまで対応
 地表散布方式  : 3mまで対応
・適用範囲
 擁壁、補強土壁等の基礎改良
 函渠、下水管等の基礎地盤改良
 盛土のすべり破壊防止
 盛土の安定対策
 遮水壁
 ため池等のヘドロ原位置固化
 建設発生土(残土など)の有効利用
③技術提供可能地域
・技術提供地域については制限無し
④関係法令等
・国土交通省通達「セメントおよびセメント系固化材を使用した改良土の六価クロム溶出試験(案)」、他

施工事例・施工実績

施工手順

カタログ

カタログPDF

会社情報

会社名
東興ジオテック(株)
TEL
03-3456-8761
企業情報
公式サイト

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