新規性
・ヘルメットおよび作業帽子に取り付け可能なセンサデバイスであること。
・センシングデータより各種アラートを発報させ、LPWA通信により管理者に通知が可能。
「熱ストレスアラート」・・・独自ロジックで算出した熱ストレスレベルの閾値を超えた際に発報
「転倒・落下アラート」・・・加速度センサ用いたロジックにより、転倒・落下を検知し発報
「緊急通報アラート」 ・・・作業者自身が危険と判断した際に、センサデバイスのボタンを5回連続押すことで発報
・作業現場でのさらなる活用として、各ユーザーの労働環境改善に繋がる各機能を実装した。
「ヒト・モノ管理機能」・・・デバイスと位置タグのBluetooth通信により作業者や高額資材の位置を可視化
「非接触入退場管理システム」・・・Bluetooth通信もしくはRFIDにより、作業者の現場への入退場を可視化
「高さ検知機能」・・・気圧センサから作業者の高さを算出可能
「ヒヤリハットの見える化」・・・ヒヤリハット(衝撃、つまづき、自己申告)が検出可能
「危険エリア侵入検知機能」・・・危険と定義したエリアへの侵入を検知
「Bluetoothゲートウェイ機能(Wi-Fi対応)」・・・公衆通信網外環境でWi-Fiが敷設されている現場でも使用可能
・作業者がヘルメットもしくは作業帽子装着時にのみデバイスが起動される仕様
・バッテリーの持ちが改善されたことで、約2~3週間に1回の充電頻度で運用が可能
・FOTA機能搭載により、デバイス充電時に自動でソフトウェアの更新が可能
期待される効果
・作業者の熱ストレス、作業負荷及び転落落下情報を一元管理することで早期発見・処置が可能となり、重傷化の防止及び安全性の向上が期待できる。
・生体情報・環境情報から総合的に作業者の状態をモニタリングしているため、信頼性の高い判定が可能。
・既存のヘルメット・作業帽子に装着可能で、他デバイスとの連携が基本不要となるため導入のハードルが低く、FOTA機能搭載によりメンテナンスも容易。
・安全管理に加えて、各現場に合った各種機能を導入することで労働環境改善に繋がる。
適用条件
① 自然条件
・雨天時使用可
・-10度~50度まで使用可
② 現場条件
・生活防水レベル IPX4相当
・インターネット回線若しくは携帯電話通信網が必要
ただし、圏外状態でもWi-Fi環境※にBluetoothゲートウェイを設置すれば通信が可能
※パスワード認証(PSK認証)のみ
・RFID使用の場合、無線局申請必要
③ 技術提供可能地域
・日本全国技術提供可能
④ 関係法令等
・特に無し
お問い合わせ先 tokyo_daihyo@murata.com